生前整理普及協会 年内に新資格設立、国内外で販売代行

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生前整理普及協会 年内に新資格設立、国内外で販売代行

2019年04月10日

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1C-P1.JPG▲林 茂行副代表理事

年内に新資格設立
国内外で販売代行

生前整理の資格認定を行う生前整理普及協会(愛知県名古屋市)が、新たな認定資格「エステートセーラー(仮称)」を年内に設ける。資格の学習を通じて、生前整理におけるヒアリングから物品の仕分け、販売代行まで一貫して行うスキルを身に付ける。ヒアリング能力を重視し、「モノとココロの整理」ができる人材を育成する。取得者には協会独自の販路も提供する。取得者は生前整理品を鑑定して価値を説明後、利用者が販売を希望する物にはヒアリング内容を元にしたメッセージを作成する。これを活用し、イーベイやヤフオク!の他、中国のオークションなど協会独自の販路を利用して再販する。

北米では遺品や生前整理品を自宅などで販売する文化(エステートセール)が根付いており、アンティークの家具や食器などが頻繁に売買されているという。このことから「日本版のエステートセールという新しい市場づくり」(林茂行副代表理事)の着想を得た。日本では生前整理品は買取業者に依頼することが一般的。だが、「商売の基本は安く買い高く売る事なので、依頼者が知らぬ間に損をしていることも多い」と生前整理診断士の堀川一真氏は話す。

第461号(2019/04/10発行)1面

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