ヤマトロジスティクス、ムスビーで中古スマホ保証 購入者の不安払拭

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ヤマトロジスティクス、ムスビーで中古スマホ保証 購入者の不安払拭

2019年04月27日

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3-A①.JPGYLC・野口氏(左)とウェイブダッシュ・熊倉氏

ヤマトホールディングス傘下のヤマトロジスティクス(東京都中央区・以下YLC)が、中古スマホの売買プラットフォーム「ムスビー」(運営:ウェイブダッシュ・東京都千代田区)内で、購入者を対象に保証サービスを開始した。購入時に利用者が保証サービスに加入すると、商品が故障した際に修理や交換のサービスを受けることができるようになる。

YLCは2014年からMVNO向けに同様の保証サービスを運営しており、このノウハウを活用する。YLCとムスビー内の一部の出店業者が共同で提供する。保証料は1台あたり月額500円~で、最大24ヵ月まで契約できる。保証範囲は端末の不具合や画面の破損など、YLCが定める基準に則る。修理の場合はYLCの提携業者にて実施し、交換の場合にはYLCが指定する機種となる。4月時点でムスビーには約500の登録事業者があり、そのうち20社から導入を開始している。事業者の申込後、審査を経てから導入が決まる。

YLCの野口翼氏は「ゆくゆくは全ての事業者で導入できるようにしたい」と話す。保証の仕組みを提供することで、中古端末の購入に対する不安を払拭したい考えだ。ウェイブダッシュの熊倉大輔氏も、「利用者から保証サービス導入の要望が多くあった」と説明した。総務省のガイドラインによるSIMロック解除義務化や、携帯端末と通信費の分離プランの法改正などの後押しを受け、中古スマホ市場の活性化が見込まれている。

第462号(2019/04/25発行)3面

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