オフィスキューブ、分煙仕切り 補助金適用 工事や申請も含めたパッケージ
2019年07月29日
オフィス向けに中古パーテーションを販売するオフィスキューブ(東京都千代田区)が、7月中に飲食店向けに分煙化のためのパッケージ商品を販売する。中古パーテーションの設置や空調工事、分煙機の導入、行政への申請などを総合的に請け負うパッケージサービスで、行政が分煙化に関する制度を定めたことを受けている。
「一畳スペースの場合だと補助金を適用して値段は20万円以下の予定。パッケージ販売で競合と差別化する」(営業大石昌明氏)
競合のメーカーはすでに分煙化のパーテーションを販売している所もあるというが、工事や申請も含めたパッケージでの販売はまだ無いという。
同社は行政から分煙化への補助金が下りることで、パッケージを導入する側にとって障壁はあまり高くないと見ている。オリンピックを目前に控え「時代背景に合っている」(大石氏)。
(参照)受動喫煙防止対策助成金職場の受動喫煙防止対策に関する各種支援事業(財政的支援)
厚生労働省の「受動喫煙防止対策助成金制度」は、飲食店等の喫煙室の設置などにかかる工費、設備費等を1/2〜2/3程度助成する制度で、同社はこれを適用するという。
また同社はトイレのパーテーション、床、デザインまで一貫して行うパッケージ販売を開始し、すでに学校法人で導入が進んでいるという。
第468号(2019/07/25発行)4面