質屋と組んだビジネス展開~交友録(112)三光質店 中里哲郎氏

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質屋と組んだビジネス展開~交友録(112)三光質店 中里哲郎氏

2020年07月09日

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交友録 記事中タイトルバナー

第112回 交友録
三光質店 中里哲郎氏の交友録

三光質店(栃木県栃木市)中里哲郎氏(73)

右矢印

東京ダイヤモンドディーラーズクラブ 松浦正郎氏

三光質店
(栃木県栃木市)
中里哲郎氏(73)

東京ダイヤモンドディーラーズクラブ
(東京都大田区)
松浦正郎氏(67)

質屋と組んだビジネス展開
仲間内から慕われる人

東京でジュエリーショップを経営されている松浦正郎さんと出会ったのは、40年位前、私が32歳頃のことです。当時、秋葉原にあった宝石の学校に通っていたのですが、そこに5人生徒がいて、その内の一人が松浦さんでした。

私は元々SEだったのですが、身体を壊したのを契機に、宝石鑑別機材を扱う仕事に就いていました。松浦さんは大学を出たばかりでしたが、自分で何かビジネスをやりたいと考え、好きだった宝石の鑑別を学びに来たのです。その後、私は栃木の実家の質屋を継ぎ、松浦さんは実家のある田園調布で宝石店を開業して、長い付き合いが続いています。

松浦さんは質屋とタイアップした幅広いビジネスをされています。小山市と栃木市の質屋が開催したバーゲンには10回も参加して頂きました。松浦さんは若い頃から行動力があり、イスラエル、ベルギー、スリランカ、タイなどへ自ら行って宝石を仕入れているので、価格が通常の小売店よりずっと安く、よく売れます。

だからといって、自分の利益ばかりを考える人ではありません。市場に宝石を出品しても、自分の売値より高い値段で競り落とした人には、差額分を渡すような思いやりのある人で、仲間内からとても慕われています。

松浦さんのところもうちも息子がいて、どちらも店を継いでくれることになりました。今後は息子たちも引き合わせて、一緒にビジネスが出来るようになったら嬉しいですね。

第490号(2020/6/25発行)19面

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