スピンズ、古着店が通信制サポート校を開校「SPINNS 高等学院」

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スピンズ、古着店が通信制サポート校を開校「SPINNS 高等学院」

2021年01月13日

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スピンズが通信制サポート校を開校!

カジュアルファッションの古着等を扱う「スピンズ」(運営:ヒューマンフォーラム【京都府京都市】)が2020年10月、通信制高校の生徒の学習支援を行うサポート校「SPINNS 高等学院」を開校した。
アパレル企業がなぜ今、教育事業に乗り出したのか。校長の中井和人さんにインタビューした。

SPINNS高等学院

SPINNE 高等学校
入学金 / 100,000円
年間授業料 / 500,000万円(1~3年次同額)
選考方法 / 面接、作文
募集定員 / 30名(追加募集あり)
受講方法 / 通学型とオンラインで授業を受ける自宅型を選択できる
開講場所 / 大阪、京都、東京などでの通学及びオンラインにて授業
特典 / SPINNSの商品を学割制度で提供(古着は30%、新品は50%オフ)。スピンズでアルバイトをした場合、バイト料を学費に充てることも可能
注: サポート校とは、通信制高等学校の学習支援を行う学習センターのこと。サポート校に通うだけでは高校卒業の資格を得ることはできず、別途通信制高校に通う必要がある。SPINNS 高等学院は日本航空高等学校(山梨県甲斐市)と提携している。
サポート校は学習塾を母体にしたものが多いが、現在ゲーム系や美容系など教育以外の異業種の進出が増えている。

── 開校しようと思ったきっかけは?

中井 3年ほど前から、「スピンズの人材育成の方法は若い人にとっても、良い刺激になると思う」と常々考えていました。また、その後のタイミングで「教育事業を始めませんか?」と勧められていました。今回、学院で生徒の進路サポートをしてくれる「おもれい」という教育関連の会社からです。

それがコロナというタイミングと重なり、アパレル以外の新事業にも取り組んでいかないと、ヒューマンフォーラムという会社自体がコロナ時代に生き残れないと感じた。そこで、前々から考えていた「スピンズ高等学院」を開校することになったのです。

── 学校のキャッチコピー「"ありのまま"から人生を立ち上げる」の意味は?

中井 可能性を持っていても、学校教育の中ではマイナス評価をされている子は一定数いると思うんです。学校は面白くないけれど、人生もっとやれることがあると思っている。実際、そういう若い人がスピンズで働くことによって、力を発揮してくれることが多かったんです。学院は、そうした子どもたちの可能性を広げてあげられる場所でありたいと思っていますね。

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第503号(2021/1/10発行)19面

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