入札方式における、二番手制度と指値

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「ブランド市場バイヤー齋藤清の俺に学べ」

入札方式における、二番手制度と指値

2021年06月26日

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第82回 二番手制度と指値

前回に引き続き、入札方式についてお話します。今回は入札方式における「指値」について取り上げたいと思います。指値とは売り手が希望する値段のことで、出品時にあらかじめ指定されています。実質的に指値=最低落札価格となっているケースが多いと思います。

指値制度を取り入れている古物市場は数多くありますが、入札方式においては古物市場によって対応が分かれるケースもあるようです。それは、前回ご紹介した入札方式ならではのルール「二番手制度」に影響してきます。

まず二番手制度とは、ひとつの商品に複数の入札があった際、入札額が一番高かった買い手が、自分の入札額ではなく二番目に高い額(+手数料)を支払う仕組みです。落札額が極端に高くなるリスクを防ぎ、結果的に買い手も売り手も得をする制度であることは前回お話しました。

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第514号(2021/6/25発行)15面

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