ドンドンアップ【第20回】、ドンドン×ハンジロー 僕たちのM&A 完結編

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「倒産1000本ノック」

ドンドンアップ【第20回】、ドンドン×ハンジロー 僕たちのM&A 完結編

2022年01月28日

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倒産1000本ノック

毎日ピンチ、でも倒産はしたことない!?古着で一世を風靡するドンドンアップ(岩手県盛岡市)岡本昭史社長による凄絶ノンフィクション体験記の第20回。

ハゲタカの餌食となろうとも・・・赤パン履けば明日は来る!

コラボならず、こびとは逃げた

(前回までのあらすじ:悪徳ブローカーの融資期限待ったなし、のタイミングで奇跡的に資金調達できたドンドン。ホッとしたのも束の間、次はハンジローの売却話が持ちかけられる。売却先は、なぜか古着と全く関係ない出版社。その真意は・・・?)

オフィスに通され、そこで長崎出版の社長と、顧問だと名乗る人物と会った。社長の印象は、売上17億円の会社を経営している割には覇気のない感じで、僕が何を質問してもなんかあやふやな印象を受けた。「社長、古着チェーンのどこにシナジーを感じているのですか?買収後はどんな取組みをされるのですか?」と質問すると、本当になんかムニャムニャ。「古着とこびとのコラボがなんとか・・・」って。なんじゃ、そのコラボ?社長が口ごもると、顧問と名乗る男がなんかうまいこと話そうとする。「ウーンなんかこの顧問匂うなー。こんな人種、過去にいた気がする」。そう、悪徳ブローカーの福岡という男と似た、怪しいファンドとかの匂い。

とにかくなんだか腑に落ちなかったものの、切羽詰まった僕らに別のチョイスは無く、トントン契約は進んでいった。大赤字だから、当然株式は限りなく無償に近い感じで譲渡。そして、当時の未払い買掛金などの4億円近い借金を折半する事で2013年6月に契約を締結した。

「フー、これで倒産だけは回避できた~!」と思ったのも束の間。なんと1ヵ月後には、ハンジローのスタッフから給与遅延の報告が。「エ~なんで???? だって売上17億円でイケイケの会社じゃないの?」そうこうしているうちに2013年8月、社長は雲隠れのまま長崎出版は破産・・・。「グエエー!!」。

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第528号(2022/1/25発行)20面

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