中古レコードの世界【第11回】、「レア盤の世界」(2)

検索

「中古レコードの世界」

中古レコードの世界【第11回】、「レア盤の世界」(2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

中古レコードの世界11

今回はオリジナル盤のレア盤についての紹介です。オリジナル盤とは書籍で例えると「初版」と呼ばれるものに近いものです。定義については、レコードコレクターの間でも様々な意見がありますが、一般的にはマスターテープで最初にプレスされたレコードの事を指します。また、アーティストの母国でのプレスがオリジナル盤とされることも多いです。アメリカ人の作品であればアメリカ盤、日本人の作品であれば日本盤がオリジナルと言われます。

厳密に言うと、初回の金型を意味する刻印(マトリックス番号など)が打刻されているものをオリジナルと呼びます。レコードはスタンパーと呼ばれるいわゆる「レコードの金型」の寿命が2,000枚と言われているためです。ただ、だいたい初回生産分の1ロット、もしくはそれに近い時代のものも合わせてオリジナル盤と呼ぶことが多いです。

「ブルーノート」のオリジナル盤は世界中で人気

アメリカの「モダン・ジャズ」のオリジナル盤は非常に珍しく、特にブルーノート、プレスティッジ、リバーサイドの三大レーベルと言われているレコードレーベルのもので、美品のオリジナル盤は非常に高額となっています。その中でもブルーノートは非常に人気が高く世界でも人気となっています。逆にオリジナル盤が高額のため日本盤の需要も高くなっています。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第530号(2022/2/25発行)7面

Page top
閉じる