エコリングが「お宝創庫」を買収

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エコリングが「お宝創庫」を買収

2025年08月10日

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エコリングホールディングス(兵庫県姫路市)が8月1日、カジ・コーポレーション(愛知県名古屋市)が展開する「お宝創庫」を中心としたリユース事業を買収したことが分かった。買収金額は非公開。「お宝創庫」が得意とするホビー商材は、手薄だった一方で、市場成長が著しい。エコリングは、買収によってこれを強化するのが主な狙い。また、これまで買取専門店の展開が中心だったが、小売り店の強化にもつながりそうだ。

市場成長著しいホビー商材を強化

エコリングホールディングス お宝創庫は愛知県や関西を中心に店舗展開しているお宝創庫は愛知県や関西を中心に店舗展開している

カジ・コーポレーション(以下:カジ)は、1984年の設立。ビデオレンタル事業やカラオケ事業を行い、2004年からリユース事業を開始した。2017年6月にはブランドリユース事業を行うRs-JAPANを子会社化。その後、2019年にPEファンドのアドバンテッジパートナーズの傘下に入った。出口戦略を模索するなか、Rs-JAPANは昨年、コメ兵ホールディングスの連結子会社となり、コメ兵に吸収合併された。

カジはカラオケ事業を残し、吸収分割によりお宝創庫を設立しリユース事業等を移管。これをエコリングホールディングス(以下:エコリングHD)に売却した形だ。エコリングHDは2020年に骨董の古物市場を運営する日興堂を買収した経験を持つ。お宝創庫の新社長には、日興堂の社長を務めた國本渉氏が就任した。

國本渉社長は、「お宝創庫は成長意欲が高く勢いのある会社。まずはエコリンググループに入ってよかったと思っていただけるように信頼を得ていきたい。同じリユースとはいえ、商習慣の違いなどを把握する必要がある。グループの既存事業とのシナジーは追って考えていきたい」と話す。

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第613号(2025/08/10発行)1面

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