産廃処理のアシスト 賃貸物件の不用品回収
2025年08月09日
廃棄物処理事業を手掛けるアシスト(埼玉県朝霞市)は不動産会社リゾン(埼玉県朝霞市)と組み、賃貸物件の不用品を回収・販売。収益を地域に還元する「捨てないまちプロジェクト」を実施する。第一弾を5月に実施し、第二弾を7月10日から24日まで開催した。同社はこれを皮切りに、リユース事業に参入する方針だ。
不動産会社リゾンと連携で
マンションのエントランスに設置された回収ボックス
リゾンが管理する賃貸物件のエントランスに専用の回収ボックスを設置。入居者が要らなくなった衣類や玩具、小型家電などを投函する。同社は約1万6000戸を管理しているが、その内の一棟のマンションで試験的に実施している。
集まった不用品はアシストが回収し、日本リユース機構(JRO、東京都千代田区)の運営するリユースハブ事業に引き渡す。リユースハブとは、物品を一括で引き上げて査定し、ECや海外輸出に売り分ける仕組み。第一弾では回収品の9割以上がリユース可能で、その多くがフィリピンやタイなどの東南アジアに輸出された。
第613号(2025/08/10発行)4面