戸塚古美術市場、設立40年の老舗オークション

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戸塚古美術市場、設立40年の老舗オークション

2022年03月29日

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戸塚古美術市場は約40年続く関東で歴史のある市場の一つだ。毎月8日と18日に開催されている。国内でも珍しい骨董と武具の2部構成で、朝10時から骨董がスタートし、それが終わると武具のオークションになる。会員数は約300人で、秋田や高知、静岡の会員もいる。1回の参加人数は骨董が約40名、刀剣は35人前後だ。入会には会員の推薦が必要だが、一般の見学や委託も受け付けている。主催は「色川古美術」を運営する色川商事(神奈川県藤沢市)。

骨董と武具の2部構成

刀剣は競り前に選定や鑑定実施

骨董全般のオークションには約40名が参加骨董全般のオークションには約40名が参加。オークショニアは色川会主と長年の親交のある地新の稲垣良介代表。雰囲気は和やかだ

取材した3月8日。朝10時に鐘が鳴らされ、手拍子と共に競りがスタートした。300点あまりの骨董がベルトコンベアで流され、テンポよく競売へと掛けられていく。この日は昼までに骨董が終わらず、13時半頃から武具となった。商品は休憩時間に準備され、競りの前に選定や鑑定が行われる。裏で商談が成立することも多い。

刀剣のオークショニアは日本刀簱谷の簱谷大輔代表と色川敬一会主刀剣のオークショニアは日本刀簱谷の簱谷大輔代表と色川敬一会主。価値の見極めが難しいため、張り詰めた雰囲気が漂う

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第532号(2022/3/25発行)10面

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