アパレルメーカーのリユース事業参入が増加

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アパレルメーカーのリユース事業参入が増加

2022年05月18日

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SDGsが広まる昨今、アパレル業界の与える環境負荷に目を向けてリユース事業に参入するメーカーが増加している。製品回収や再販、リユース企業のM&Aなど様々な事例がある。大手アパレルメーカー3社に、リユース事業の考えや取組みについて聞いた。

オンワード・リユースパーク吉祥寺店の様子オンワード・リユースパーク吉祥寺店の様子

オンワードホールディングス(東京都中央区)では、自社製品の再販を行う店舗、オンワード・リユースパーク(東京都武蔵野市)を吉祥寺に構える。2014年から店舗運営を開始、自社ECサイトでの販売も行っている。百貨店と路面店では常時、ショッピングセンター内の店舗では期間限定で行っている自社製品回収プロジェクト「オンワード・グリーン・キャンペーン」を通して、消費者から回収した古着をリユース品として販売する。

オンワード・グリーン・キャンペーンでは年間約76万点(2021年実績)の製品回収に繋がっている。状態の検品などにより、その中の12〜13%ほどがリユース品として再販される。それ以外の製品については吉祥寺でリメイク品を扱うクリエイターに提供を行い自店で販売を行ったり、日本赤十字社を通して国内外の被災地や開発途上国へのリサイクル毛布寄贈による支援活動に活用をしている。

また、2020年9月に「オンワード・グリーン・ストア」の屋号でオフプライス業態も行う。

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第535号(2022/5/10発行)17面

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