物価高、リユースに追い風

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物価高、リユースに追い風

2022年11月22日

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上場リユース企業による、第2四半期決算が出揃った。物価が上昇する中、生活防衛意識の高まり等からリユースへの注目度が高まり、各社の業績は好調に推移。平均で2割弱の増収となっている。

生活防衛で注目集まり売上2割増

上場リユース企業中間決算

リユース最大手のゲオHDのリユース事業の売上高は、第2四半期までで前年同期比で25.1%増だ。「物価高による生活防衛手段として、リユースへの需要が高まり、セカンドストリートの売上好調が続いているのが増収要因」(広報担当)

上場リユース企業の第2四半期までの売上高前年同期比
上場リユース企業中間決算 上場リユース企業の第2四半期までの売上高前年同期比※上場するリユース企業の内、2月、3月を決算期とする企業の中間決算をまとめた
※ゲオHD、ありがとうサービス、ZOZOはリユース部門の売上高前年同期比を記載

同じく総合系のトレジャー・ファクトリーの売上高も同19.5%増と好調に推移。外出需要が回復し衣料中心に販売が伸びた。「春先から外出需要の拡大なども後押しし、リユースファッションへの需要が堅調に伸長しました」(小林英治取締役経営企画室長)。コロナによる外出自粛の影響を受けたファッション分野は好調のようだ。ZOZOのUSED事業の売上高も同21.3%増で進捗していることからも窺える。

明暗が分かれているのがブランド品だ。中古ブランド最大手のコメ兵HDの売上高は同28.0%増と大きく伸びる一方で、大黒屋HDは同19.1%減と両社の業績は対照的だ。コメ兵はイベントや新規出店で買取を強化、小売り以上の在庫が確保できたことから、オークション等の法人向け販売の伸びにもつながっている。「売上高や利益、個人買取額、オークション出来高はいずれも過去最高」(菊池真里江IR・広報部)。一方の大黒屋HDは、一部店舗を買取専門店に変更。主力のリアル店舗での販売が同44.0%減となったのが響いた。コメ兵と同じく古物市場等への法人販売は45.7%増と伸びたものの、EC事業はほぼ横ばいで全体では減収となっている。

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第548号(2022/11/25発行)1面

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