スマホで古物台帳を記録できる「古物台帳クラウド」がリリースされた。開発・提供するのは、中古トラック売買を行う片岡オート（兵庫県三木市）。仕入れた商品についての情報入力・検索がしやすく、手書きやエクセルで管理するよりラクになるという。今後は、盗品調査の際、警察など第三者がクラウド検索できる機能も取り入れる。
新規参入業者向けに使いやすく
古物営業法では、一定の品目や1万円以上の古物の取引において、古物台帳に記録することを定めている。これを手書きやエクセルで管理する古物商（リユース事業者）は多いが、スマホでデジタル管理できれば効率性が上がる。
古物台帳クラウドを開発・提供する片岡オートの片岡憲彦担当は、「スマホアプリで古物台帳の管理ができるツールは珍しい。古物商の数が増えている中、新しく参入した事業者などに使ってほしい」と話す。古物台帳クラウドは無料で利用できる。
第557号(2023/04/10発行)15面
