OKURA 石川 泰之さん、高額品の買い物 背中を押すコツ

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OKURA 石川 泰之さん、高額品の買い物 背中を押すコツ

2023年05月25日

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セーラー道 私の販売接客術

インポートブランド店で接客業を11年経験したのち、リユースラグジュアリーブランド店のOKURAに転職した石川泰之さん。前職時代に培った「お客様の未来を一緒に想像する」スタイルを強みとする。積極的に声を掛け、販売成約につなげているという。

「お客様の未来を一緒に想像」

店内での視線・立ち回りを確認

OKURA 石川 泰之さん

略歴 前職ではインポートブランド店に11年勤務。21年8月にOKURA入社。新宿駅東口店勤務、店長経験を経て、23年2月に新宿歌舞伎町時計専門店に異動、店長に。

取り扱うアイテムや価格帯の広さに惹かれリユース業界への転職を決意し、都内のブランド買取販売店を見て回ったという。その際、入店しても「いらっしゃいませ」と言われず、近寄られて接客されることがなかったことから、自身の接客経験を活かしたいと感じた。

石川さんが前職時代に六本木にあるインポートブランド店に勤めていた頃、店内で平日の日中によく見る姿があった。Tシャツ、短パンにビーチサンダル。ラフな格好だが、ビーサンだけはそれとわかるブランド物。例えばバレンシアガなど。そうしたお客に声を掛けてみると、話した感じ、決まって会社経営者だ。

見た目だけでは判断がつかないからこそ、「聞いてしまうのがよい」が石川さんのスタイル。これは現職・OKURAでの接客でも変えていないという。

例えば「気になる商品があれば、お出ししますので」などと、100人のお客に使える文句は、100人の誰一人として響かないため使わない。

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第560号(2023/05/25発行)14面

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