【思い出に寄りそって Story45】遺品整理士が感銘を受けた40代女性の人生の閉じ方

検索

「生前・遺品整理ダイアリー」

【思い出に寄りそって Story45】遺品整理士が感銘を受けた40代女性の人生の閉じ方

2023年07月29日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

思い出に寄りそって Story45

遺品整理の依頼の大半は遺族や大家、行政など、第三者からのものです。ところが、身内がいないなど、何らかの事情で遺品整理の手配を自分でする人も皆無ではありません。今回は40代の女性から遺品整理を依頼され、女性が亡くなった後にその約束を果たしたケースをご紹介します。

山梨遺品整理センター

余命宣告受け
生前の依頼を決意

山梨遺品整理センター 遺品整理士が感銘を受けた40代女性の人生の閉じ方

山梨遺品整理センター 社長とスタッフは全員女性だ社長とスタッフは全員女性だ

山梨遺品整理センター(山梨県甲府市)は社長とスタッフが全員女性という珍しい会社だ。山梨県内のみを対象に、家族の一員になったつもりで対応する丁寧な遺品整理に定評があり、テレビなどのメディアでも度々取り上げられている。そんな同社の古元奈保美社長が忘れられないと語るのが、生前に自分の遺品整理を依頼したAさんのケースだった。

「私の遺品整理をお願いします」。数年前、Aさんからそんな依頼の電話が入った時、古元社長は耳を疑った。創業以来、数多くの遺品整理を手がけてきたが、自分で遺品整理を依頼するお客に会ったことは一度もなかったからだ。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第564号(2023/07/25発行)27面

Page top
閉じる