ご近所フリマアプリ キャロット、AI機能で出品の手間削減

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ご近所フリマアプリ キャロット、AI機能で出品の手間削減

2025年12月16日

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フリマアプリのキャロット(東京都渋谷区)が、AIを活用した新機能で日本でのサービスを強化している。法人は対象外で、ユーザーは消費者のみで、手数料無料。利用者間の直接手渡しが基本で、「安心できるご近所フリマ」として差別化を図る。

入力・選別・価格決定も自動で

キャロット プロダクトマネージャー キム ギョル氏(左)ローカライゼーションマネージャー 佐々木 祐衣氏(右)プロダクトマネージャー キム ギョル氏(左)ローカライゼーションマネージャー 佐々木 祐衣氏(右)

AIを駆使した新機能には、商品の写真を撮影するだけで画像を解析し、タイトルや商品説明文、カテゴリー、推奨価格を自動で入力するものがある。「まとめて出品」機能では、最大30枚の写真を一度にアップロードすると、複数種の商材を撮影してもAIが写真ごとに商品を自動で分類し、個別の出品情報を作成する。この分類精度はユーザー調査で85%が「正しい」と評価したという。出品前に相場価格を確認できる「価格チェッカー」では、出品の際、写真を撮影してすぐカメラ画面上にフリマで売れやすい相場が表示されるため、利用者は出品するか否かをすぐに判断することができる。利用者の心理的・物理的な手間を大幅に削減し、出品数や購入率の促進を目指すのが狙いだ。

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第621号(2025/12/10発行)6面

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