小売りを行うリユース店の収益力はどれくらいあるだろうか。月商のほか、商品点数や売場の広さから、店舗運営が成り立つモデルを分析していく。
（1）平均月商：600万円
（2）平均月間客数：-
（3）中心客単価：-
（4）中心商品単価：3000円～5000円ほど
（5）粗利率：-
（6）売場坪数：28坪（本店）27坪（リサイクル横丁）
（7）商品点数：1万点
（8）在庫回転日数：-
着物が所狭しと並ぶ
「リサイクル着物かないや」（神奈川県横浜市）は、1922年から100年以上続く着物の老舗だ。リユース着物の取り扱いは1989（平成元）年からで、現在はJR鶴見駅近くの商業施設「フーガ2」で「リサイクル横丁」を、豊岡商店街で「かないや」を運営する。
2010年からはオンラインショップの運営も行っており、現在も営業日はほとんど毎日、新商品をアップしている。着物・帯・襦袢や浴衣、男物の着物、小物類など1万点以上を取り扱い、実店舗との併売も行う。ネット会員は3万人近くおり、同社の重要な顧客接点だ。
第567号(2023/09/10発行)12面
