以前取り上げた某古物市場に2度目の参戦をしました。初めて古物市場にバイヤーとして足を運んだ経験を周囲に話したところ、「自分も興味がある」という反応がありました。そこで今回は、事前に主催者へ紹介の許可をいただいたうえで、古書店主志望と古着店主志望の二人(いずれも20代半ば)と同行。二人とも弊店の顧客でありながら独立志向を持ち、古物商に惹かれているみたいです。
ユーチューブで勉強してから参戦、購入点数を増やす
事前勉強の効果
アクセサリーが30~40点入った山を1万円で落札。中に古いGUCCIのネックレスを発見
2回目の参加ということで、今回は事前にユーチューブ動画で学習して臨みました。参考にしたのは「ペンギン社長」のハタ解説動画と「やなぎだ古物市場攻略法」。ペンギン社長が紹介していた「夕方系ハタ」というテクニックは、朝から開催される市場では夕方になると参加者が疲れ、競り合いが減るため相場より安く落札できる、というものでした。実際、参加者は夕方に近づくにつれて疲れを隠せてなかったですし、午後3時を過ぎた辺りで帰ってしまうバイヤーもおり、競りは明らかに間延びしていました。そこで興味のある低価格帯の商品を積極的に入札したところ、競り合うことなく複数件落札できました。低コストで仕入れを増やし、販売の試行回数を重ねられるのは大きな利点だと思います。
第617号(2025/10/10発行)24面