メルカリ　出品ルールを厳正化

フリマアプリ最大手のメルカリ（東京都港区）10月9日、都内で記者会見を開き、マーケットプレイスの新たな対応方針を発表した。不正出品やトラブルの急増、極端な価格の乱高下など、市場の「安心・安全」が著しく損なわれると判断した場合、例外的に商品の出品を禁止する。単なる自由な取引の場から、社会インフラとしての責任を果たす姿勢を鮮明にした。

Switch２の不正転売相次ぎ

執行役員CEOマーケットプレイスの迫俊亮氏

同社は2021年に「安全」「信頼」「人道的」の3つを基本原則として策定し、運営してきた。この原則は、2020年の新型コロナウイルス禍でマスクの品薄と高額転売が社会問題化したことを機に、外部有識者との議論を経て策定された経緯がある。

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