
お酒の買取りには幅広い商品知識はもちろん、顧客のニーズを的確に汲み取る力と心を掴むコミュニケーション能力、そしてスピーディな査定力が求められる。JOYLAB(東京都港区)商品部のマネージャー、茶山祥太郎氏は店舗と出張買取で培ったバイヤーとしての総合力で、顧客から厚い信頼を獲得している。
JOYLAB 茶山祥太郎マネージャー

【略歴】
2013年に入社し、東京エリアの事業部立ち上げメンバーとなる。鑑定歴12年。毎週2、3件の出張買取を行いながらお酒と鑑定の知識を積み、業界でも有数の目利きとなる。顧客が開催するワインの会に招待されることも多い。
「バイヤーにとって大切なのは、目の前のお客様のタイプを見極め、そのニーズを満たすサービスを提供することです」と語るのは、JOYLABの茶山祥太郎氏だ。
茶山氏によれば、顧客には3タイプある。1つは飲食店のオーナーなどビジネスでお酒を扱うリピーターで、「早さを優先する人」だ。そのタイプの顧客には、会話を省き、査定をスピーディにして対応している。
2つ目は初来店、あるいは遺品整理系の人だ。お酒を初めて売りに来て不安だったり、故人が残した大量のお酒を前にして、知識のない遺族が出張買取を依頼するケースが多い。お酒もネットで調べられる時代だが、本数が膨大ならそれも簡単ではないし、例えばティンキャップ(ブリキ製の金属ボトル栓)が付いて高値が付くものなど、コレクター向けアイテムの価値は専門家でなければわからない。
第625号(2026/02/10発行)27面


