「ローカルニュース 沖縄編」中古家電主力のストーリー、なんでも屋
2026年02月15日
「ローカルリユース」は地域に根ざしながらビジネスを展開する有力リユース企業に焦点を当て、その企業の戦略と実態を追う企画だ。今回は沖縄県宜野湾市を拠点にする「ストーリー」と、名護市を拠点とする「なんでも屋」を取り上げる。どちらも中古家電、家具を主力とする総合リユース店だ。売り上げはストーリーが1.4億円、なんでも屋が1.1億円。沖縄の最低賃金は1023円と全国でも低水準にあり、家電や家具を価格重視で購入する客が多いという。
「価格重視で選ぶ」が顕著に
「安さ」が選択の基準に
送料高でEC運営難しく
家電は年式問わず買取り・販売するストーリー
沖縄のリユース市場を語るうえで欠かせないのが、「とにかく安いものが売れやすい」という特徴だ。購入時に重視されるのは、年式やブランドよりも価格。「今すぐ使えて、いくらか」が判断基準になる。
その傾向は、店頭の動きにも表れる。ストーリーの宜野湾市には20坪ほどの店舗が3店集結している。同店では、数千円台の家電や家具がテンポよく動く。そのため家電は年式を問わずに買い取っている。大城将吾代表は「沖縄では品質やメーカーより、まず価格を見て決めるお客さんが多い」と話す。見た目に多少の使用感があっても、動作に問題がなく価格が抑えられていれば、購入に踏み切るケースは珍しくない。
このため、沖縄では本土であれば値段が付きにくい商品でも需要が生まれる。2010年前後の家電であっても、「動く」「すぐ使える」「安い」という条件がそろえば販売する。冷蔵庫でも1万円前半で販売するなど、他社のリユース品と比較しても安い商品が多い。
第625号(2026/02/10発行)17面


