日本鞄材 "置き去りスーツケース"を回収
2025年10月15日
スーツケースのレンタル・販売事業を手がける日本鞄材(岐阜県岐阜市)は、不要になったスーツケースを回収し再資源化する新サービスReCase(リケース)」を本格的に開始した。既に宿泊施設150社と提携しており、インバウンド需要の回復に伴い、宿泊施設での「置き去りスーツケース」が社会問題化する中、同社は受け皿を目指す。回収したスーツケースは、麻薬探知犬の訓練用などにも再活用されるという。
麻薬探知犬の訓練にも活用
麻薬探知犬の練習で使われるスーツケース
このサービスは、ウェブサイトからの申し込みで、破損状態やブランドを問わず、どんなスーツケースでも全国一律2200円(税込)で回収する。申し込み後、配送業者が指定場所まで集荷に訪れるため、利用者は手間なく処分できる。宿泊施設がスーツケースを産業廃棄物として処分する場合、1個あたり2000円から3000円程度の費用がかかるが、同サービスはこれと同等以下の価格帯で提供する。回収したスーツケースは、清掃し、アジア圏を主とし海外へ大量に販売する。
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