セカンドストリートがタイ進出、東南アジアへの拡大足掛かりに

検索

セカンドストリートがタイ進出、東南アジアへの拡大足掛かりに

2023年12月11日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

リユースショップの「セカンドストリート」がタイに進出する。ゲオホールディングス(愛知県名古屋市)のグループ会社でタイ現地法人の 2ND STREET THAILAND(セカンドストリートタイランド:バンコク)が、12月20日にバンコクで1号店「2nd STREET BIG-C RAMA4(ビッグシーラマフォー)」を出す。

セカンドストリートがタイ・バンコクに1号店を出店.jpegセカンドストリートのタイ1号店

今後は首都圏中心に10年で50店の展開を目指す。既にマレーシアでも出店しているが、タイ進出を足掛かりに東南アジアへの拡大を視野に入れている。

タイにおいては新品衣服の価格の高さから、割安なリユース品が受け入れやすいと見て、需要に応える考え。1号店ではまず、日本のセカストから厳選した衣料品やバッグ、靴、アクセサリーなどの服飾品を約2万点揃える。また、既にバイヤー育成体制も整備しており、オープンと同時に買取サービスも行う。

タイには既に日本のリユースショップが進出しているが、セカストのように古着をメインとする業態ではなく総合リユース型が多いため、セカストのタイ進出は注目を集めそうだ。

尚、ゲオHDのタイ進出は米国、マレーシア、台湾に続き4ヵ国目。同社が11月10日に発表した決算説明資料において海外売上高推移を初めて公開し、前期の海外売上高が71.6億円だったことがわかった。24年3月期には海外売上高が100億円を超えると見られる。

第574号(2023/12/25発行)6面

Page top
閉じる