繁盛店の店づくり【vol.311】団地の書店が目指す 地域コミュニティの場所作り

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BOOK STAND(若葉台)

繁盛店の店づくり【vol.311】団地の書店が目指す 地域コミュニティの場所作り

「繁盛店の店づくり」

2025年06月01日

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繫盛店の店づくりVol.311

大手書店チェーンが撤退し、書店のない状況が続いていた横浜市の若葉台団地。「書店を復活してほしい」という住民の声に応え、2022年8月にオープンしたのが「BOOK STAND 若葉台」だ。書店の減少が問題となる中、書店を継続していくために様々な取り組みをしている。

BOOK STAND 若葉台

BOOK STAND BOOK STAND 若葉台の外観(写真上・下)BOOK STAND 若葉台の外観。店舗があるのは、団地の中央に位置する商店街「ショッピングタウンわかば」。スーパーや薬局、銀行、フィットネスクラブ、飲食店などが立ち並ぶ

BOOK STAND BOOK STAND 若葉台の外観

「BOOK STAND 若葉台」をオープンさせたのは移動式書店「BOOKTRUCK」を運営する三田修平さん。三田さん自身も若葉台団地の住民だったことから、同団地での書店運営を打診された。

若葉台団地は開発面積約90ha、分譲住宅数 5186戸、賃貸住宅数790戸で、人口は1万3245人(令和5年3月末現在)。これまで有隣堂、福家書店が同団地に出店したが、いずれも撤退した。

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Shop Data

オープン 2022年8月
スタッフ数 3名(常駐1名)
備考 ●店舗の広さ/約25坪
●店頭在庫/約7000冊(新刊:古書=5:5)
●客層/65歳以上がメイン
●客単価/約1200円
●備考/BOOK TRUCKはBOOK STAND 若葉台の他に、移動式本屋BOOK TRUCKを運営。公園やイベントなどに出店している。

第608号(2025/05/25発行)17面

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