大手書店チェーンが撤退し、書店のない状況が続いていた横浜市の若葉台団地。「書店を復活してほしい」という住民の声に応え、2022年8月にオープンしたのが「BOOK STAND 若葉台」だ。書店の減少が問題となる中、書店を継続していくために様々な取り組みをしている。
BOOK STAND 若葉台
(写真上・下)BOOK STAND 若葉台の外観。店舗があるのは、団地の中央に位置する商店街「ショッピングタウンわかば」。スーパーや薬局、銀行、フィットネスクラブ、飲食店などが立ち並ぶ
「BOOK STAND 若葉台」をオープンさせたのは移動式書店「BOOKTRUCK」を運営する三田修平さん。三田さん自身も若葉台団地の住民だったことから、同団地での書店運営を打診された。
若葉台団地は開発面積約90ha、分譲住宅数 5186戸、賃貸住宅数790戸で、人口は1万3245人(令和5年3月末現在)。これまで有隣堂、福家書店が同団地に出店したが、いずれも撤退した。
オープン | 2022年8月 |
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スタッフ数 | 3名(常駐1名) |
備考 | ●店舗の広さ/約25坪 ●店頭在庫/約7000冊(新刊:古書=5:5) ●客層/65歳以上がメイン ●客単価/約1200円 ●備考/BOOK TRUCKはBOOK STAND 若葉台の他に、移動式本屋BOOK TRUCKを運営。公園やイベントなどに出店している。 |
第608号(2025/05/25発行)17面