
メルカリ(東京都港区)は、家に眠るモノの隠れた価値を体感できる体験型施設「捨てられそうなお宝ミュージアム」を2025 年12月4日~14日まで、原宿のGoOn TOKYOで開催した。来場者は気になるモノがあれば、メルカリアプリ内の相場検索機能を使って価格をサーチ。本紙では販売価格が記してあったモノをピックアップ。意外な売れ筋商品を紹介する。

お宝を見つける体験イベント
メルカリは大掃除を前に、不要品にも意外な価値があることを知ってもらうためにこのイベントを企画。
会場には、2000年代に小学生だった妹・アヤカの部屋と、大学生だった兄・タケルの部屋、実家の居間など「平成レトロ」な空間を再現。来場者が懐かしさを感じながら、「自分の家にもありそうなモノ」の相場価格を調べられる趣向だ。
その他、片方だけのワイヤレスイヤホン、どんぐりやまつぼっくり、ガムの包み紙などもメルカリで売買されていることも紹介していた。
※「販売価格」とはメルカリ上での販売価格であり、メルカリに出品された一部商品の価格例。実際にかかる送料や手数料は別途発生する(2025年11月時点)
メルカリではガムの包み紙も売買されている
レトロな扇風機も展示。価格はメルカリアプリ内の相場検索機能で調べられる
ブタミントン 4000円

1987年に発売されたブタミントン。2025年に令和版が出たが、旧作はレトロ玩具として人気が高い
INFOBAR ICHIMATSU(初代) 2万1000円

2003年にau Design projectから発売された携帯電話。デザイナー・深澤直人氏によるデザインが特徴的。デザインを重視した「デザインケータイ」という新しいジャンルを確立する火付け役となった
木彫りの熊 1万4800円

近年再評価されている木彫りの熊。北海道・八雲町で制作されたものは希少価値が高く、高値で取引されている
「トリビアの泉」の「へぇボタン」 5000円

2002年に放送を開始した「トリビアの泉」。パネラーの驚き度合いが押した回数で表示される仕組みが人気で、「へぇボタン」を押す真似をする人が続出するなど社会現象になった。現在も希少性から人気は衰えず、公認モデルは高い価値がついている
木更津キャッツアイ「ぶっさん」スタジャン 4万9000円

2003年に映面化された「木更津キャッツアイ』で、主人公・ぶっさんのトレードマークであったスタジャン。オリジナルモデルや初期の復刻モデルはファンの間で人気となっている
おジャ魔女どれみ ペペルトポロン 1万7000円

主人公・どれみが使用する初代の魔法の道具。「おジャ魔女どれみ』は海外でも人気で、当時のペペルトポロンは価値が高い
サン宝石「ファンシーポケット」 2900円

小中学生向けの低価格帯アクセサリー・雑貨のカタログ「ファンシーポケット」。現在はオンラインカタログのみになっているため、紙のカタログの価値が高まっている
ファービー 4500円

1999年にアメリカから上陸した電子ペット玩具。2024年夏には12年ぶりとなる新作が発売され人気が再燃。ファービーと一緒に旅行や撮影を楽しむ「ファビ活」がSNSで流行した。初代の希少性の高いモデルは価値が高い
富士フイルム「チェキ」(instax mini) 4800円

1998年発売のインスタントカメラ。近年、世界中でブームが再燃し、初代モデル(mini10)やmini 7Sの限定カラー(チョコなど)は、レトロな魅力から中古市場でやや高い価値がついている
GOING STEADY「もしも君が泣くならば」Tシャツ 1万1000円

青春パンクのバンド「GOING STEADY」の楽曲「もしも君が泣くならば」をモチーフにしたTシャツ。バンドはすでに解散しているため、貴重な一枚
シルバニアファミリーのおもちゃ 3400円

2025年に40周年を迎えたシルバニアファミリーシリーズ。コレクターもいるため、人気が高い
ヒステリックグラマーのショッパー 2500円

人気ブランドのショッパーも人気アイテム。ヒステリックグラマーの他にも、高級ブランドのショッパーがメルカリにも数多く出品されている
ガラケー 2500円

シンプルな操作と手頃な価格で、今なお一定の需要があるガラケー
ブラウン管テレビ 1万3600円

レトロゲームをブラウン管テレビでやりたいということで値が上がっている。また、この中に水槽を入れて、アートとして楽しむ例もあったという
法政大学第二中・高等学校のスクールバッグ 2万6800円

90年代後半から2000年代にかけて流行したスクールバッグの人気が再燃している
第622号(2025/12/25発行)11面



