繁盛店の店づくり【vol.320】修理やリメイクにも対応　ヴィンテージランタン専門店

スノーピークやモンベルなどのアウトドアショップが多い二子玉川エリアで12年前、ヴィンテージランタンとアウトドア用品の専門店としてオープンしたビブラント（東京都世田谷区）。修理やメンテナンスなども手がける他、イベントを通したファン作りも行っている。

viblant（ビブラント）

• 色違いのランプは、コールマンが毎年限定モデルとして出していたもの
• 左はランプシェードがついたランプ。テーブルランプと言われるもので、電気のない時代にアメリカの家庭で使われていたもの。右の皿状のものがついているのは、イギリスで使われていた灯油を用いるヒーター

ビブラントの代表・石角（いしかど）直樹さんはアウトドア用品の量販店、専門店を経て、大手キャンプ用品メーカーに就職。直営店チームの統括をしていたが、子どもができたことをキッカケに退職。ビブラントを開いた。

「会社のことは大好きだったのですが、このままでは仕事でキャンプに行けても、子どもとキャンプには行けないなと思い、思い切って退職しました」と石角さん。当時から古いランタンを使っている人やコレクターがいたことや、石角さん自身、修理技術を持っていたことから、ヴィンテージランタンを主軸にした店舗をオープン。以前は世界各国に買い付けに行っていたが、コロナ禍以降は現地のバイヤーに仕入れを依頼している。

第620号(2025/11/25発行)15面