システム開発を行うヒバナテクノロジー(東京都港区)は2月をめどにオークション連携システム「Re:Link(リリンク)」をリリースする。自社の在庫を古物市場に出品する際に、各社のフォーマットに沿った出品表を作成する機能が軸。EC出品にも対応する。向こう半年かけ、機能拡充を進める。
ヒューマンエラー防ぐ仕組みも
データ入出力を簡素化し、市場主と市場出品者の負担を減らす
ヒバナテクノロジーは23年5月法人化のスタートアップ。西谷真一社長はリユース企業でのシステム開発を経て独立。現在もリユース企業からのシステム開発やウェブサイト制作などを受託している。
オークションの
商品管理を簡単に
古物市場は市場主ごとにスプレッドシート・エクセルなどでの管理が主流で、テンプレートもバラバラだ。箱番号、枝番号などの入力と、ブランドや商品名、状態、付属品の表記などの順番や内容、表記方法にばらつきがある。そのため、各市場に合わせて入力する手間が発生していた。
この課題に対し、リリンクでは各古物市場のフォーマットに合わせた出品表を作成することで出品作業の効率化を狙う。連携先の古物市場は随時追加していく。フォーマットを個別にカスタマイズし、各古物市場にあわせた出品表を自作することも可能とする。
第600号(2025/01/25発行)16面