緑和堂 骨董・美術品専門店が催事買取
2025年06月21日
エコリンググループで骨董・美術品専門店を展開する緑和堂(京都府京都市)は、催事買取に注力し始めた。同社は会社設立以来、増収増益が続いている。さらに買取り方法に催事を加え、その地域にしかない焼き物など希少性の高い作品を仕入れ、売上拡大につなげる。
増収増益続く
催事買取の会場。のぼりには、自社の強みである「骨董品 美術品 高価買取」と記載
今年に入り、催事買取は月に1~2回の頻度で週末3日間開催している。ひと期間につき、40~50件の買取りが成約するという。リユース店の催事買取はスーパーで実施するケースがよく見られるが、同社は商材特性に合わせた会場を独自に選定している。百貨店のほか、着物販売店や自治体の組合による文化施設が多い。
現在仕入れ構成比の約6割を占めるのは、全国本社や支店などの8拠点で行う店頭買取だ。「骨董品を所有するユーザーは買取店を選ぶ際、信頼性を重視する傾向があり、実店舗の有無が鍵を握る」と佐藤有亮社長は話す。
第610号(2025/06/25発行)6面