「第2回:FC企業としてのハードオフ」ハードオフコーポレーション 山本 善政 会長

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「Interview」

「第2回:FC企業としてのハードオフ」ハードオフコーポレーション 山本 善政 会長

2025年06月26日

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Interview ハードオフコーポレーション 山本 善政 会長

ハードオフの1号店オープンは1993年の2月だが、その後の展開は早かった。100店、200店と順調に節目をクリア。そして1号店出店から10年で全国300店舗を達成している。このスピード出店を可能にしたのは、ほかでもないフランチャイズ展開だった。現在、全国で1020店舗あるハードオフのチェーン店中、FC店舗は約570店。それらを37社が運営しており、その多くが元家電販売店だ。

10年で500店の出店を可能にしたFC展開

FCビジネスは成功の横展開

ハードオフコーポレーション 山本 善政 会長ハードオフコーポレーション
山本 善政 会長

『自分を実験材料にしてもらっていいですから......』

FC1号店のオープンは早く、直営1号店がオープンしたその翌年のこと。だが、これにはエピソードがあるという。

「ある日突然、家電業界紙に載ったウチの記事を見たという家電店の人が浜松から訪ねて来たんですよ。いきなり『加盟させてくれ』とか言われて、最初は正直、『何この人』という感じでしたね」(山本会長)

当時の同社は債務超過の状態で日々資金繰りに追われ、とても他人の面倒を見るような状況ではなかった。当然、山本会長の頭の中にもFC展開の構想もなかった。だが、実は「加盟させてくれ」と言ってきた当の相手も、金融危機で崖っぷちだった。その後FC加盟第1号店となり、今も24店舗を経営するのは浜松ホーエーの名倉哲郎社長(現・会長)だ。

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第610号(2025/06/25発行)13面

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