モノコレ、ニューハーフバーの経営者がリユース業へ

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「ダイバーシティ多様性」

モノコレ、ニューハーフバーの経営者がリユース業へ

2025年07月27日

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タイバーシティー 多様性

モノコレ(愛知県名古屋市)が運営する「家具屋愛知名古屋東店/モノコレ」。代表取締役の井上晋平さんは、ニューハーフバーのオーナーという一面を持っている。家具店でもLGBTQ の人の採用を打ち出し、多彩な才能をもった人材を見つけたいと考えている。

LGBTQ の人にも採用の門戸を広く開く

コロナでバー経営が危機
リユース業に活路

モノコレ 井上 晋平さんモノコレ
代表取締役
井上 晋平さん
42歳。早稲田大学時代は劇団の裏方として演劇活動に没頭。卒業後、劇場管理会社に就職するが、体調を崩して退社。学生時代から興味があった女装を本格的にするようになったのはこの頃から。夜の仕事に従事するようになり、2017年名古屋市内に和装をコンセプトにした、いわゆるニューハーフバー「若衆バー やまと男ノ娘(おのこ)」を開店。井上すずの名前でママとなる。2020年10月にリユースショップ「モノコレ」をオープン。現在もバーとリユース業を両立している。

コロナでバー経営が危機
リユース業に活路

井上晋平さんがバーの仕事に加えて、リユース業を始めたのは2020年のこと。コロナ禍でバーの営業ができなくなり、従業員を養うため、冷蔵庫や洗濯機を買い取り、修理して販売するようになった。それだけでは経営が厳しいため、一緒に引き取ってきた家具を販売したところ好評。家具に力を入れるようになった。

その後、競合店の増加で家具の買取りが難しくなってきたことから、2023年に家具・家電レンタルのMINIMA(香川県高松市)のフランチャイズに加盟。「家具屋」の屋号で、中古家具の販売と並行して、新品家具の販売やレンタルを行っている。

現在、商品構成は中古3:新品7。客層は20〜30代がメインで、グーグルマップのクチコミ(評価4.7)を見て来店するケースが多い。客単価は約10万円。月の売り上げは時期にもよるが約500万〜800万円。障害者のグループホームの運営会社など法人取引もするようになっている。

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第612号(2025/07/25発行)23面

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