明石S.U.C. 制服回収事業を開始
2025年08月03日
学校制服メーカー大手の明石スクールユニフォームカンパニー(岡山県倉敷市)が、制服のリユース・リサイクル事業で今期数千万円の売り上げを見込む。同社は6月6日から、全国の学校と連携し「Re-Ring AKASHI」の名称で制服のリユース・リサイクル事業を開始している。保護者の経済負担を軽減し、公序良俗に反する第三者による制服の入手防止を目指す。
メーカー認定で安心リユース
制服は直営店または学校で回収する
今期は数億円の売り上げを見込んでおり、5~10年後には数億円規模の事業に成長させる方針だ。現在は岡山県倉敷市の数十校からスタートしているが、今後は協力校を全国に広げる。同事業では卒業生などから不要になった制服を全国60店舗ある直営店や学校で回収する。提携工場でのクリーニング後、自社でボタンの付け替えなどの専門的な補修を施し、「メーカー認定リユース制服」として再生する。価格は新品の5~7割程度に設定する。
販売は、ECと直営店に限定。同社が新品販売用として全国数百校に導入している「Ai採寸」を活用し、学校から提供された合格者名簿と照合してログインIDを発行する。これにより、部外者の侵入をシステムで防ぐ。
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