無人古着店セルフルギ 地方中心に月2店ペースで出店
2025年09月05日
無人古着店「セルフルギ」を運営するAVEND(東京都新宿区)が、FC店の全国展開を加速している。地方や郊外の「空白地帯」に商機を見出し、月2店舗のペースで出店を続ける。同社は今後3年以内に100店舗体制を築き、無人古着業態での覇権を狙う。
3年以内に100店舗体制へ
セルフルギを19店、ノータイムを7店展開する
今年に入って出店を強化している。3月から8月末まで、14店舗をオープン。年内には現在の26店舗から34店舗まで拡大する見通しだ。「陣取り合戦の始まり」と捉えており、競合よりも先に「売れる場所」を押さえる。無人・有人問わず、好立地にある古着店のM&Aも行っていく方針だ。
同社は人口10万~40万人規模の地方都市のロードサイドを中心に出店する。競合が少なく、これまで都市部まで足を運ばなければならなかった若者層の潜在的な需要を掘り起こすことに成功。「旭川の店舗では初月の売り上げが350万円と、想定を大きく上回る売り上げを記録している」と南雲宏樹社長は語る。
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