先日、代官山の蔦屋書店で、「横尾忠則のレコードジャケットの世界―アートピースとして出会う展示販売会」を開催しました。100点を超えるジャケット作品が並ぶ空間には、我ながら圧巻でした。
ジャケットは「鑑賞」し「所有」して楽しむ時代へ
出品した主なコレクション作品
改めて作品を見返す中で、やはり印象的だったのは、1974年リリースのサンタナ『ロータスの伝説』です。ジャケットが22面にまで展開する構造は、もはや"音楽のパッケージ"を超えた、アート作品と言える存在です。このアルバムのデザインを横尾忠則氏が担当し、これがきっかけで世界的に有名になった作品でもあるようです。
第616号(2025/09/25発行)23面