ネット販売を主軸とする総合リユースのエコアース(神奈川県藤沢市)は、業務の分担により仕入れから販売までの生産性を5倍にした。その転機となったのが、裁判所の強制執行(明渡し訴訟)に伴う家財一式の回収業務だ。
強制執行案件で商材増
林葉之社長(左)と露木洋介取締役(右)
同社が最も重視するのが、入荷した商品を最適な販路へ振り分ける最初の「仕分け」工程だ。かつては一人のスタッフが仕分けから撮影、データ作成、原稿作成まで全ての工程を担っていた。しかし、強制執行案件では家財一式が一度に運び込まれるため、この方法では物量をさばききれない。そこで同社は、ベテランの目利きスタッフを「仕分け」工程のみに従事できるように、分業体制へと移行した。
第619号(2025/11/10発行)15面


