【中古・廃車ネット競売】解体・輸出業が注目

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【中古・廃車ネット競売】解体・輸出業が注目

2016年05月25日

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パーツ取り出し需要

ラグザス・クリエイト(大阪府大阪市)が運営する、中古車・廃車のネット競売「Smartオークション(以下、SA)」が、中古パーツの仕入れ先として注目を集めている。

年間約3万台が流通し出来高5億円を上げるSAには、買い手として2000社以上が加盟。このうち約40%が解体・輸出業者に当たり、取り出したパーツが国内での修理交換や輸出用に回ると言う。同社は解体・輸出業者からのニーズを見込み、今後出品利用を拡大する。当面は年10万台の流通を目指す。「丈夫な日本車のパーツは中古でも十分使えますし、特に海外から修理交換の需要があります」(広報高野裕美氏)

Smartオークションの入札画面Smartオークションの入札画面

SAが人気を集めるのは、「より安価・手軽に仕入れを行える」(高野氏)ためだ。落札費用以外は、1台あたりの手数料5000円と車輌引取り時の交通費のみ。リアルの自動車オークションと異なるネット完結型のため、「会場への往復交通費・出品車両輸送費がかからず、また会場運営費や登録費用等の負担もない」(高野氏)。

出品者は主に一般消費者。出品の際は同社が電話で車種や年式、走行距離をヒアリングし、基本情報入力を代行する。また車体画像は同社が業務委託する全国の専属スタッフが撮影しに行くため、依頼者は手間をかけずに出品できる。

392号(2016/05/25発行)3面

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