〜Link鈴木質店〜、漫画「七つ屋志のぶの宝石匣」を監修

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〜Link鈴木質店〜、漫画「七つ屋志のぶの宝石匣」を監修

2017年12月20日

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質店に可能性を感じている

質店を舞台にした漫画作品「七つ屋志のぶの宝石匣」。作者は、「のだめカンタービレ」で有名な二ノ宮知子先生だ。質や古物市場の世界がリアルに描かれているのは、質店が監修を行っているから。手掛けているのは、千葉県千葉市にあるLink鈴木質店だ。

Link鈴木質店 鈴木和洋代表鈴木 和洋代表
「漫画がきっかけで質店の利用の仕方や知名度が広がるといいと考えています」

二ノ宮先生が質店を舞台にした作品をつくるべくG.I.A(米国宝石学会)の講習を受けた際、紹介されたのがLink鈴木質店の鈴木和洋代表。同店3代目にあたる鈴木代表は、「講師と仲が良く飲み友達だっただけ」と言うが、G.I.AのG.G(宝石学修了者)で知識があり、家業を継ぐ前はTASAKI真珠で外商を担当していた経歴がぴったりきたのかもしれない。

質店の仕事について説明したり、古物市場へのアテンドをしたり、質店とお客のエピソードを紹介したりすることもしている。連載している講談社のKissの発売前に、下書きを読めるのは役得だ。「良かったと思うのは、知らないと答えられないので、改めて宝石の勉強をしたり、人の話を聞こうといろんな会にも出席するようになったこと。新たな人脈もできました」

質店はもっと
攻めても
いいんじゃないか

人気コミックだけに、監修することに緊張感もある。応援してくれる同業者も多いが、情報を出すことに懸念のコメントをもらうこともある。「いろんな見方、意見があるのは当然」と前置きした上で、鈴木代表は「漫画がきっかけで、質店の利用の仕方や知名度が広がるといいと考えています」と語る。質店は減少しているが「もっと攻めてもいいんじゃないか。もっとやれることがあるんじゃないか」と可能性を感じている。

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429号(2017/12/10発行)9面

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