CAT USED TELESCOPES 中古望遠鏡を天体ファンへ 「何千万光年先の宇宙は格別」

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CAT USED TELESCOPES 中古望遠鏡を天体ファンへ 「何千万光年先の宇宙は格別」

2018年03月20日

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CAT USED TELESCOPES(埼玉県春日部市)では、中古天体望遠鏡と周辺部品を販売している。代表の箕輪透氏に、専門店としての強みやマーケットの展望、そして天体観測の魅力について聞いた。

「駄菓子屋みたいと思うことがあるんです」(箕輪透代表)。

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▲ペンタックス125SDHF鏡筒を触る箕輪透代表 

中古天体望遠鏡と周辺部品を販売するCAT USED TELESCOPESでは、1点数百円程度からの低価格で天頂プリズム、接眼鏡、カメラアダプタなど様々な部品を販売する。

同店を訪ねるのは全国の天文ファン。自社ECでの販売が9割で、客単価は平均1万円程。鏡筒なら、状態と人気により1点1万~30万円位と幅広いが、これは大きな売上に繋がる。
近年、望遠鏡を取り扱うリユースショップや、ネットオークションに出回る望遠鏡の数が増える中、「すべてがライバルなのは確かだが、望遠鏡って相当な知識と技術が必要で、光学的な性能をしっかりと見られるかどうかが大事。例えば、レンズの光軸がきちっと合っているかや、レンズの状態に問題がないかなど。
適切なレンズクリーニング、赤道儀などの機械部分のメンテナンスも重要です」(箕輪代表)と、取り扱いの難しさを語る。

同店の仕入れは個人からの宅配買取7割で、店頭買取が3割程。「買取った商品は、部品を細かく分売するとより利益が出ます。リユース業者などがオークションに出品しているのを見かけますが、買取った物をそのまま現状販売している所もあるようです。当店では不足部品を補充したり、適切なメンテナンを行ったりします。そのあたりは知識がないとできない。まさに専門店の強みです。尚、当店ではオークション売買はしていないです」(箕輪代表)。

若い人がもっと空を見上げて!

子どもの頃、アポロの月面着陸のニュースを見て惑星や天体に興味を持ったと言う箕輪代表は、天体観測の魅力と、今後のマーケットについてこう語る。

「遥か遠く、何千万光年先の宇宙を自分の目で観られる驚きは格別です。例えば距離6000万光年(光の速度で6000万年かかる)と言ったら、地球上でティラノサウルスがノッシノシと歩いている頃に出発した光が今、ようやく自分の目に飛び込んできたということです。そんな遠くの生の光を直接見ることが出来るって感動的。今顧客の中心は50~70代と高齢化しているので、数年経って、その層が物を手放すと物量は増えていくと思う。しかし若い年代の天文ファンが少ないので、買い手が減っていく。若い人がもっと空を見上げ、天体に興味を持ってくれると嬉しいです」(箕輪代表)。

第435号(2018/03/10発行)6面

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