アバウテック 新古・未使用に特化 今期12億円の売上見込み

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アバウテック 新古・未使用に特化 今期12億円の売上見込み

2018年04月12日

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アバウテック
新古・未使用に特化 今期12億円の売上見込み

PC機器や家電を扱うアバウテック(東京都台東区)は、新古品や新品未使用品の買取りに特化することで差別化を図っている。電気製品の中古業者の競争が激しい秋葉原エリアで、社員4名ながら 2018年2月期売上高は10億円。今期は人員拡充も見込み12億円の売り上げを計画している。

新古品や新品未使用品を集めることが出来るのは、粗利幅5〜10%の薄利で高価買取を行うため。5%以下でも買い取る場合がある。

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▲個人からは贈答品や懸賞品が、企業からは余剰在庫などが集まる
 

少人数体制を活かし「買取り依頼や価格の相談にも機動的に対応している」(今泉善信社長)と言う。買取りは個人と法人に対応しており、中でもオフィスの引越しなどスピードを要する法人のスポット案件で重宝されていると話す。

また、新古品や新品未使用品は利幅が薄い為、大手が参入しづらいと言うメリットがあると考えている。「広告費や人件費の大きい企業は、新古や新品未使用品を専門に扱うとペイできないと思う。当社は少人数で薄利多売だから採算が合う」(今泉社長)。ニッチな路線で勝機を見出す。

同社のHPではメーカー各社の主力製品やトレンド製品の買取り額を明示。フェアな買取りをアピールする。買取り価格は独自のリサーチを踏まえて決定。「15年のノウハウに基づいて買取り額を算出している。週に2回、情報の全体確認を行うが、情報が変わり次第随時更新している」(今泉社長)。

買い取った商品はネットと卸で販売している。

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▲秋葉原エリアで拠点を運営する

第437号(2018/04/10発行)3面

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