敏腕バイヤー 人間としての有り方教わる～交友録(71) 伊勢屋 南川 信氏～

第71回　交友録
南川　信氏の交友録

伊勢屋 （北海道札幌市） 南川　信氏（32）		アールケイエンタープライズ （神奈川県横浜市） 齋藤　清氏（44）

顔の広い敏腕バイヤー 人間としての有り方教わる

アールケイエンタープライズ（以下アールケイ）の執行役員兼オークション事業本部長の齋藤清さんは私の恩師と言える存在です。

私は2014年から約3年間、実家の質店を継ぐためにアールケイで修行しました。右も左も分からなかった私を親切に指導して下さったのが齋藤さんです。

『リサイクル通信』に連載を持たれているのでご存知の方も多いと思いますが、齋藤さんは自社が運営する「RKグローバルオークション」のオークショニア（振り手）を務めておられます。

また、外では国内外で買い付けを行う敏腕バイヤーです。何度か買い付けに同行させてもらいましたが、顔の広さ、人への配慮、商品知識や相場感など、勉強になることばかりでした。

1年前に実家に戻って社長の立場になりましたが、今でも齋藤さんにはお世話になっています。

昨年10月にも社員と国際宝飾展に行った帰りに横浜の本社に寄ったところ、「いいよ～」と滅多に人に見せることのない蔵まで開けて下さって、感激しました。

アールケイさんにはいつも3～4名、他店から修行に来ている若者がいます。齋藤さんは同社の要として活躍するだけでなく、業界全体のことを考えて、そうした人材の育成に当たられているのです。

齋藤さんからは人間としての有り方を教わりました。まだまだ未熟な私ですが、これからも齋藤さんの背中を追いかけながら、精進していきたいと思っています。

第443号(2018/07/10発行)17面