日本リ・ファッション協会、パリでパフォーマンスショー

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日本リ・ファッション協会、パリでパフォーマンスショー

2018年08月13日

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▲Japan EXPO 2018で披露した着物パフォーマンスショー

パリでパフォーマンスショー

古着の回収・寄付支援等を行う日本リ・ファッション協会(東京都墨田区)は、リユース着物の活路を海外に見出していく考えだ。

同協会は7月にパリで開催されたJapan EXPO 2018で、着物でのパフォーマンスショーやブース出展を行った。
同協会の海外進出はこれが初。

同協会は「循環型社会の実現」を目指し2009年に発足。発足2年目に衣類の循環事業を始め、現在1日に段ボール10箱分の古着を全国の家庭から集めている。

被災地等への寄付支援を行っているが、現地で求められる衣類に着物の要望は少ないと言う。

リユース着物の活路に、新たに海外での事例を生み出し、また着物をフックに「和の心を発信しながら、循環型社会の形成をグローバルに展開」(鈴木純子代表理事)する狙いがある。 

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▲鈴木純子 代表理事

先述のパリでのイベントは7月5~8日に開催され、延べ約24万人が来場。

同協会によるショーでは、日本から帯同した演奏家や役者らが着物を身にまとい、和楽器バンド等の音楽に合わせて30分間のパフォーマンスを期間中に3度披露した。

またブースでは、日本から持ち込んだリユース着物や扇子などの雑貨を約100点、中心単価40~45ユーロで販売した。
同協会は11月にロンドンで開催のイベント「Hyper Japan」にも出展予定。

そこでは「現在、物販やショーなどで共同出展していただけるリユース系企業を募っている」(鈴木代表理事)と話す。

第445号(2018/08/10発行)4面

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