《全国ダーツの旅☆東京都》マルニ 来店きっかけに天職得る

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《全国ダーツの旅☆東京都》マルニ 来店きっかけに天職得る

2018年09月09日

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リサイクル通信 全国ダーツの旅

~東京都 編~

ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー

19-p3.jpg▲お客の大半は仕事帰りの夕方以降に来店する

来店きっかけに天職得た
センス抜群の料理長

古着店マルニ(東京都杉並区)には「運命のお客」がいる。現在、有名居酒屋の料理長を務める39歳の男性だ。男性は同店が荻窪に店をオープンした時の最初のお客だった。ファッションが好きで、ある日、持丸秀樹代表に「アパレルで働きたいんですけど」と言ってきた。だが、顔が青白くて覇気がなく、不向きだと思った持丸代表は、「向いてないから、やめたほうがいいよ。まずは、飲食店とかで働いてみたら?」
とアドバイスした。男性は素直に飲食店で働き始め、月に2~3回は服や靴を買ってくれるようになった。

「僕と感覚が近いタイプで、センスが抜群にいいんです。給料の大半を服につぎ込み、海外のマニアックな服も通販で買っています。それを売ってくれるので、彼を通して知ったブランドもありますね」と持丸代表。男性は持丸代表の趣味であるスケボーもやるようになり、公私共に親しくなった。その交流は店が阿佐ヶ谷に移転後も続き、誕生日にサプライズで熱帯魚 の水槽を作ってプレゼントしたこともある。

「おしゃれも仕事も目一杯頑張ってるヤツなんです。彼は僕に出会って天職を得て、さらに、僕の一番のお客さんであり友だちになったのですから、ある意味、"運命の出会い"かもしれません」(持丸代表)

19-p4.jpg▲スケボーシューズとしても普段履きでも人気のあるVANSの中古スニーカーを多数取り揃えている

第446号(2018/08/25発行)19面

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