《トップINTER VIEW》クローバーラボ 小山 力也CEO、腕時計レンタル「カリトケ」を運営

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《トップINTER VIEW》クローバーラボ 小山 力也CEO、腕時計レンタル「カリトケ」を運営

2018年09月18日

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腕時計レンタル「カリトケ」を運営

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クローバーラボ 小山 力也CEO

社長プロフィール

1980年2月23日生まれ(現在38歳)、大阪府出身。2004年年龍谷大学法学部卒業。大学在学中に某家庭教師派遣事業の会社にてアルバイトながらら営業職に従事。大学卒業後は飲食店経営の会社に就職するも3ヶ月で退職。その後、転職を繰り返し25歳の時にITビジネスに出う。神戸のITベンチャーにて27歳で役員に就任。その後29歳で起業。創業より3年間、一人で営業、管理業務全般を担当していたが現在は経営に専念。みんなが働きやすい、やりたいことができる環境を作る!ことが仕事

7.jpg▲約300種類を提供

スマホゲーム事業を主軸とするクローバーラボ(大阪府大阪市)が、ブランド腕時計の月額制レンタルサービス「KARITOKE(カリトケ)」をリリースし1週年を迎えた。会員は1万人を突破している。サービス内容や、今後の展開について同社の小山力也CEOに聞いた。

会員1万人超、3割は高級時計を不所持

――スマホゲーム開発をしている御社が、時計レンタル事業に参入した経緯は。

小山 スマホゲームは何回か新作を開発し、うち1本当たるかどうかという世界。当たると結構大きな収益が得られるが、当たらないと業績が変動する。なので、業績を安定させる新事業を作りたいと思いました。


――商材に時計レンタルを選んだ理由は。

小山 ラクサスさんなどの存在もあり、シェアリングエコノミー分野の知名度が上がる中、当社子会社のキーザンキーザンでは2年程前より、男性向けファッションレンタルサービス「leeap(リープ)」を運営しています。女性なら比較的新しい流行に飛びつきがちですが、男性だと本人の好き嫌いによるところが大きいので、同サービス展開当初は否定的意見が多かった。しかし実際にはその男性ユーザーからの反応が結構良く、もっと定額課金に馴染む商材は何かと考えた時に、ブランド腕時計を思い付きました。

客層NO.1 30代 最高額プランが人気

――改めて、カリトケのサービス内容を教えてください。

小山 カリトケでは現在、約40ブランド・300種類の腕時計を扱っています。中古時計を扱う複数の業者から、オーバーホールの必要がない状態で、当社が購入し、仕入れています。月額3980円、6800円、9800円、1万9800円とプランは4つ。昨年6月21日にリリースし、会員は現在1万人を超えています。

――人気ブランドや、会員の顔ぶれは。

小山 人気ブランドはダントツでロレックス。次にウブロやオメガでしょうか。会員は多い世代順に、30代が39%、20代が28%、40代が23%、50代が8%、60代が2%プラン別なら、最も人気があるのが一番高い月額1万9800円のエグゼクティブプランで35%。新品価格で言うと、中心は60万~100万円クラスの物を揃えています。続いて、次に高い月額9800円のプレミアムプランで34%。高額な順に会員数が多く、そこは想定とは逆でしたね。


――月額費が高いプランほど、レンタルできる時計の種類が多いのですか。
小山 いえ、プランに時計が紐付いているのではなく、レンタルする時計にプランが紐付いているイメージです。例えばある時計をレンタルするのに月額費が3980円とします。他を試したいとなれば、月1回のみ交換が可能です。しかし、元々のプランより高い時計をレンタルしたいとなれば、差額分を一旦決済し、次の決済の際に新しいプランの月額費をカード決済するという仕組み。基本は毎月10日や20日など、初めて契約した日に基づいた日にちで月々カード決済していきます。


リアル店経由で会員1割以上

――カリトケは基本ウェブサービスですが、東京有楽町と大阪難波のマルイに実店舗を出していますね。

小山 有楽町には昨年11月、難波には今年4月に出店しました。実際に手に取り試着したいという人や、申し込んだその日にレンタルしたいという需要を見込んでいました。例えば「今週末に結婚式があるからそこまでに借りたい。でも郵送じゃ間に合わない」という場合もあると思います。それぞれマルイさんの中に時計売場があり、その一画でカリトケのスペースを設置。常時60本以上の時計を用意しています。マルイさんのスタッフが接客をし、その場でお客様に申込案内をしています。


――実店舗を設けたことで会員数の伸びへの貢献は。

小山 しっかりとしたデータは取れていないですが、会員全体のうちの数%というレベルではなく、それ以上かと。やはりウェブだけで完結するサービスだと、比較的年齢の高い人には面倒に思われることが多いと思います。


――盗難や持ち逃げといったリスクへの対策については。

小山 そこが肝なのでノウハウ的なことは言えないですね...。しかしリリースして1年経ち、その中で当社も被害はありました。そこはもう日々改善ですね。やはり盗難を未然に防ぐには、入口の審査部分で、「こういうケースにはこういう兆候あり」というデータベースを蓄えていくことが大切です。具体的解決策の1つに、プランによっては申込時に勤務先情報を入力させるなどしています。リリース当初と比べると大分変えてきていますよ。


――カリトケ事業の感触はいかがでしょう。

小山 おそらく他社で同様のサービスを展開している所がなかったので、会員数など数字に関しては比較の仕様がなかった。潜在的なマーケットニーズはもっとあると思うにしても、そんなに大きなプロモーションをせずとも、1年やってこられたことは結果として十分だったと思います。1年回してみて今後伸ばせる土台は作れたので、もっと認知を高めていきたい。


――認知やサービスの拡大に向け、今後何を仕掛けていきますか。

小山 今はマルイさんと一緒にやっていますが、最近は他の業者さんから一緒にやりませんか?とオファーを受けています。例えば商業施設なら、今までモノの販売で集客を考えるのが中心でしたが、当社のようなレンタルサービスの商材を使って集客を強化させたい所がありますね。当社としては今、具体的に実店舗を何店展開という目標はないですが、常設に限らず、リアルの接点は増やしていきたい。あとはカリトケ1周年記念として、お客様にプレゼントキャンペーンを実施しました。実際にお客様にアンケートをとったところ、会員の33%は10万円以上の腕時計を1本も持っていない方で、とは言え、レンタルしている腕時計そのものが欲しいという訳ではなく、腕時計を着けてその上で何らかの体験を楽しみたいという意見が多かった。結果的に、ディナーやダイビングなど体験重視のプレゼント企画を打ち出しています。


――その他、今後の目標など教えてください。
小山 現在、当社売上のうち9割以上はゲーム事業で構成している。目標、今後1年以内にカリトケ事業で10~15%を構成していきたい。直近では、今年中のリリースを目指し、腕時計のCtoCサービスを準備しているところです。今後も色々と仕掛けていきたいです。

【会社データ】
社   名  クローバーラボ株式会社
所 在 地  大阪府大阪市北区豊崎5-6-2 北梅田大宮ビル6F/受付7F
設   立  2009年7月
資 本 金  1億2840万円
事 業 内 容   インターネットを活用した、
       モバイル端末向けの
       ・ゲーム企画、開発、運営事業
       ・ゲーム以外のwebサービスやコンテンツの企画、開発、運営事業
代表取締役  小山 力也

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第447号(2018/09/10発行)7面

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