クラシックヴィンテージ、"キャスト"が来るアンティーク玩具店

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クラシックヴィンテージ、"キャスト"が来るアンティーク玩具店

2019年01月31日

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《他店との差別化》

クラシックヴィンテージ

5-B①.JPG▲ミニ四駆など乗り物玩具の他、ディズニートミカやディズニーベアを揃える

ディズニー雑貨で女性集客
"キャスト"が来るアンティーク玩具店

"シニア男性"に客層が偏りがちなアンティーク玩具店。そんな中、「女性が来ても楽しめる店」と強調するのが、クラシックヴィンテージ(神奈川県横浜市)の清水優子統括本部長だ。ディズニーのテディベアをふんだんに取り入れ、女性の集客に成功していると言う。店にはブリキのミニカー、ミニ四駆などのプラモデル、おもちゃのガンといった商品が目に付く。

まさに男受けの高い物が多く並ぶ中、店内奥にディズニーベアのコーナーを設けている。ディズニーベアは新品・中古の両方を扱っている。タグ付きの物でも一度取り外し、ぬいぐるみ専用のクリーニング業者を通して、"綿菓子仕様"へと変化させる。トリートメント効果により、「手触りはふわふわ、外見はキラキラ」(清水氏)に仕立て上げ、一般の新品価格より2万~3万円高く値を付けても、ディズニーファンや現役のディズニーキャストらが買い求めにやって来る。ディズニーグッズの調達は問屋からの仕入れの他、コレクターからの買取りが中心。

「ダッフィー」の名で知られるキャラクターのテディベアは、2004年の登場時にはまだダッフィーの名ではなく、現行品と違い口元が開いた「オープンマウス」仕様。そのタイプの流通は少ないことからも、「過去に買い逃したファンにとっては、絶版品を手に入れられる穴場の店として認知してもらっている」(同氏)と話す。清水優子氏は夫の基志氏と共に夫婦で同店を経営。基志氏が乗り物玩具、優子氏がそれ以外の商材を担当し6年程前より同店にディズニーグッズを取り入れ始めた。

5-B②.jpg▲清水優子氏(右)と基志氏。夫婦で経営し優子氏がディズニーグッズを担当

第456号(2019/01/25発行)6面

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