ジェーアンドジェートレーディング、古着輸入量3年で倍増 海外からの買付需要に応える

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ジェーアンドジェートレーディング、古着輸入量3年で倍増 海外からの買付需要に応える

2019年05月12日

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要約すると.ブルー.png

・国内需要に加えアジア圏からの買付け需要に応える
・アジアでは近距離であることと品質の安定から日本が人気
・商品量と安さを強みとし、他社との差別化を図る

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インポート古着の卸事業を展開するジェーアンドジェートレーディング(千葉県鎌ケ谷市)が3年間で古着の輸入量を倍増させた。月間20フィートコンテナ1〜2本分を仕入れる。近年、国内需要に上乗せで伸びているというアジア圏からの買付需要に応えるのが狙いだ。強みである商品量と低価格を確保するため、今後も米国内を中心に、仕入先開拓を積極的に進めていくという。

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タイや韓国などの外国人バイヤーによる買付量が増大している。現地でショップを運営する事業者、ECを利用した転売を行う個人などがインポート古着を買い付ける。米国よりも距離が近く、品質が安定した商品を獲得できることから、アジア圏では日本が人気だ。「個人が数百着購入していくなど、1回あたりにおける購入量が伸びてます」(前久保英之本部長)。

2-B-2 - コピー.jpgのサムネイル画像▲前久保英之本部長

こうした海外バイヤーの需要を捉えるため、輸入量を増やしてきた。また、混載業者(LCL)と交渉し、バイヤーが割安で荷運びできるようフォローする体制も構築し、同業他社との差別化を図っている。

同社の強みは「商品量」はもとより、「安さ」だ。米国やカナダなどの現地業者から直輸入するため中間マージンが小さい。輸入した商品は現物渡しで販売するため、検品のコストも省いている。量り売りだけでなく、現物を1点1点確認して購入できるピック販売も行っている。

第463号(2019/05/10発行)2面

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