【一問一答】愛知の専門楽器店「中古の流れ止められない」

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【一問一答】愛知の専門楽器店「中古の流れ止められない」

2019年05月15日

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【回答者】ロッキン(平野楽器)西尾唯史マネージャー



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▲西尾唯史マネージャー

--業態を教えてください。

西尾 ギター、ベースの専門店を愛知県を中心に5店舗運営しています。地域密着の大型店を特徴に、新品・中古・委託販売をしています。

--新品と中古の売り上げ構成比はどれくらいですか。

西尾 新品7割、中古3割くらいです。

--中古の売れ行きに変化はありますか。

西尾 最初から中古を目的に来店する人が増えてきています。中古ギターの消耗部分など見極められる人からすれば、目当てのギターを安く手に入れられる点がメリットでしょう。C2Cの取引が増え、消費者の選択肢として中古が一般的になってきている。

--C2Cがむしろ追い風になっていると。

西尾 いや、うっすら迷惑ではあります(笑)。C2Cの影響で買取価格相場が押し上げられ、この数年で20%くらいは上がっている印象です。今は利益率が下がり、30%くらいが普通ではないでしょうか。委託販売では20%頂いているので、差が縮まってしまいました。でも今後中古が拡大していく流れは止められない。力を入れていくべきというのは間違いないです。

--どのように。

西尾 仕入れをいかに安定できるかが肝になるので、買い替え時の下取り還元を強化する施策を打ち出しています。あと、中古需要の増加を見越して自社の修理センターを設けています。

第463号(2019/05/10発行)5面

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