【注目の企業】Good Face Group、遺品の行方を細かに提示 遺品整理月に1000件

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【注目の企業】Good Face Group、遺品の行方を細かに提示 遺品整理月に1000件

2019年06月21日

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要約すると.ブルー.png

リサイクルを中心に活動するGood Face Groupは、遺品整理事業に注力している。
同社の強みは、遺品整理に加えて、買取知識への専門性。
遺品整理に対する不安を取り除き、わかりやすいサービスの提供に努める。

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good3.png▲信頼度の高いサービスを目指す

リサイクル業を中心に不用品回収や掃除を行う「オールサポート」運営のGood Face Group(大阪府大阪市)は、グループ会社のSevenGodグループ(同)、MR Trading(大阪府池田市)と共同で遺品整理事業に注力している。特徴は、遺品の行方と買取金額を依頼者へ細かく伝える点。現在、3社合わせて月に約1000件の問い合わせがあり、契約率は90%以上を誇る。

同社代表・神田真琴氏によると、遺品整理サービスを提供する企業は増加傾向にある。同社の強みは「遺品整理」「買取」どちらにも精通している点だ。とりわけ後者では、骨董・美術品・アンティーク用品・日用品雑貨などの買取知識を備え、東南アジアを中心とした自社便ルートを持つ。見積書には、遺品が「買取」「海外輸出」「無料回収」のどれに当たるのかを明記し、依頼者が納得と安心を得られるよう心がけている。

good1.png▲見積書提示の様子

遺品整理に対して不安を持っている人々も多い。同社サイト上のブログでは、実例を出しながら概算費用を公開。依頼主の元へ向かう際にはスーツと社員証を着用し、名刺を持参。言葉遣いの指導も徹底。不安を取り除き、わかりやすいサービスの提供に努める。数年以内に関東を中心に月3000件の請負を目指すとのこと。

good4 - コピー.png▲作業前には打ち合わせを行う

「まだまだ、遺品の行く先や価格が不明瞭のまま遺品整理を行う企業が存在しているのが現状。遺品整理をガラス張りにし、安心して利用してもらえることを多くの方々に知っていただきたい」(同氏)。

good2 - コピー.png▲神田真琴代表

基本料金は、ワンルームで3〜5万円。2LDKで10〜15万円。3LDKで20〜30万円。4LDKで30〜40万円ほど。

今年3月からは、空き家の片付けの際に、物件のリフォームや売却まで一貫して行う取り組みをスタート。多くの実績を持つ地場不動産会社との協業で実現したものであり、顧客の手間を省いたサービスとなっている。

第465号(2019/06/10発行)14面

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