ベアクロス、「ワクワク感」の提供を心がけ差別化を図る

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ベアクロス、「ワクワク感」の提供を心がけ差別化を図る

2019年11月07日

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一工夫レポート

ワクワク感で差別化
元理容師の経験生かす

中古タイヤの買取販売を行うベアクロス(千葉県佐倉市)は「ワクワク感」の提供を心がけて同業他社と差別化してきた。店長は元理容師の経験を活かして接客中の会話で工夫を凝らす。

作業場を中央に据えた店作業場を中央に据えた店

同社は創業から8年間、順調に業績を推移させてきた。1年目の業績は年商3000万円だったが今では年商5000万円。今後は人員を増加させてヤフオク!での販売を強化する予定だ。

意識するのは会話で楽しませることだ。会ってから最初の15〜20分で質問を投げかけてお客の住む場所や家族構成をリサーチ。そこから話を膨らませて会話を弾ませる。

「相手を知って、好きになる努力をする。多くの情報を聞いても忘れないでおくと、また次に来た時に会話が弾む」(鈴木健之店長)

鈴木健之 店長鈴木健之店長

作業しながらの会話もあるが、理容師としても同様の経験があり、同時並行で不自由することはない。

またもう一つの「ワクワク感」はピット(作業場)と展示スペースを一体化させたことだ。同業他社ではピットとタイヤの展示スペースは別に分かれているという。一方、同店では展示スペースまたは休憩室のガラス越しからすぐにピットの作業の様子を見られる造りだ。「自分の車がどう加工されるのか気にするお客様は多く好評だ」と鈴木店長ははにかむ。

第474号(2019/10/25発行)17面

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