トライシクル、産業廃棄物処理の電子契約サービス「エコドラフトwithクラウドサイン」

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トライシクル、産業廃棄物処理の電子契約サービス「エコドラフトwithクラウドサイン」

2019年12月04日

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リユース×テクノロジー

産業廃棄物処理の電子契約サービス「エコドラフトwithクラウドサイン」をご存知だろうか。最短2分で契約書を作成できる。ペーパーレスのため業務負担を減らせる上、このほど弁護士ドットコムのクラウドサインとAPI連携し、法的担保をとれるようにもした。創業約120年で金属リサイクルや廃棄物処理を行う東港金属の子会社トライシクル(東京都品川区)が開発した。

エコドラフトwithクラウドサイン「エコドラフトwithクラウドサイン」のイメージ

リユース業者の中にも、産廃の運搬処理サービスを手掛ける所は多いだろう。トライシクルの福田隆社長によると、「産廃許可を持つ業者は国内に19万社いる」といい、同社は今後3年で5000社にエコドラフトを導入させていきたい考えだ。

福田隆 社長トライシクル 福田隆社長

産廃を排出する業者と、それの運搬処理を委託する業者とで交わす契約書は、「まだ4割程度しか電子化が進んでいない」(同社長)という実態だ。文書作成して製本した後、排出業者へ郵送し押印されたものを待つというのが従来の手法。そこをすべてペーパーレス化し、合意までを電子上で完結しようというのが、エコドラフトと、クラウドサインとのAPI連携によるものだ。

トライシクルの母体である東港金属は、年間に5500通もの産廃契約を交わしている老舗企業。長年培ってきた知見をエコドラフトに埋め込み、契約書作成から支援をする。弁護士ドットコムの提供するクラウドサインは、既にあらゆる契約シーンで利用されている電子サービスで、利用企業は5万社と認知度が高い。

クラウドサインとAPI連携したエコドラフトの利用において、かかる費用はクラウドサインのスタンダードプランにあたる月額固定費1万円と、送信1通ごとでかかる費用のみ(1通200円)。トライシクルは、クラウドサインの販売代理店という立ち位置で、今エコドラフトの導入を広げている。

従来の契約書作成業務と電子化の比較従来の契約書作成業務と電子化の比較(トライシクル調べ)

1)月50通の作成の場合、契約書作成時間+諸管理時間=850分→100分に大幅短縮
2)切手代+印紙代→電子化で不要に
3)弁護士ドットコムのクラウドサインとの連携で安全安心に合意締結

第476号(2019/11/25発行)13面

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