【越境EC】アラスタ、多言語・多決済で海外客掴む Shopify活用で越境EC

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【越境EC】アラスタ、多言語・多決済で海外客掴む Shopify活用で越境EC

2020年01月22日

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中古高級バッグの越境EC販売で、個人事業ながら年商92万ドルを上げるアラスタ(香川県高松市)が、世界各国からの受注を拡大させている。近頃、自社サイトにおける海外向けサービスを拡充。自由度が高く販売手数料がかからないShopifyをベースに作られた自社サイトを通じ、より広範な商圏に訴求する構えだ。

1.jpg▲自社サイトには高品質・高単価のハイブランドバッグが並ぶ

全世界で高級バッグ販売

アラスタは、シャネルやエルメス、ルイ・ヴィトンといったヴィンテージハイブランドバッグを古物市場や卸業者から仕入れ、検品・クリーニング後に「各プラットフォーム(以下PF)で出品・発送している。出品数は常時数百アイテムで、価格帯は数万円〜の高品質・高単価が特徴。購入者の割合は米国が6割、シンガポールや香港・台湾等のアジア圏が2割、欧州が2割となる。

アラスタが近年注力するのは、Shopifyで制作した自社サイトの機能拡充だ。例えば2019年11月、アラスタでは多言語対応機能を追加した。

「当サイトは英語がベースですが、ブラジルやフランス、イタリア等様々な国からアクセスがあります。Shopifyでは有料で多言語対応が追加でき、別URLで生成もできるのでSEOも可能です。これに伴い、中国や中南米向けの決済機関も導入しました」(西村智章代表)

3.jpg▲西村智章代表

同年12月には、海外向け分割決済も導入。西村代表によると、リーマンショック等に悩まされた世代を親に持つ米国のミレニアル世代は、クレジットカードを敬遠して作らない人が多い。そのようなユーザーに対しても、銀行引き落とし分割決済等を提供する。

「導入してからまだ2週間弱ですが、既に同決済方法での売り上げが立ちました。これまでは住所まで入力しても支払いまで行かない『カート落ち』が多かったため、決済手段の多様化で契約数を増やせれば」(同氏)

10サイト以上で越境EC

同社は、10サイト以上でハイブランドバッグの海外販売を行っている。「各PFを妥当に評価するため、PF間の送客は行っていません。1つのPFに依存することもないので、仮にどれかで販売手数料の引き上げ等があったとしても、リスク分散が出来ています」(同氏)

今後、アラスタはこれまで培ってきた海外販売ルートを活用した委託販売や、バッグのレンタル事業への進出を視野に入れている。


Shopifyとは
カナダ発のECサイト制作プラットフォーム。多言語・多通貨対応や海外発送手配といった海外向けサービスを用途に合わせて追加できる。利用料は月額料金のみで、販売手数料は無い。Shopifyで構築されたショップ数はP&G、Tabio、レッドブル等約100万件、取引総額は1350億ドル以上。

 

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